N BOX+(JF2)ドアにサビの腐食穴が発生
ドア交換(リサイクルパーツ)-1-1024x768.webp)
左(助手席側)の前後ドアに腐食穴が発生したホンダN BOX+の修理です。
新品ではなくリサイクルパーツ(中古再生品)での修理をご希望でしたので、中古品での交換作業です。
車両情報
メーカー:ホンダ 車種:N BOX+ 型式:JF2 年式:平成24年 総走行距離:9万km
ホンダ車の塗装はちょっと弱いかも!?
ドア交換(リサイクルパーツ)-2-1024x768.webp)
画像の錆は左フロントドアの下部です。
ホンダ車はドアが錆でボロボロになることが多いです。なんとなくですが2004年以降のフィットやモビリオあたりからこういった事例が多い気がします。
他のメーカーより多いので塗膜が薄いなどの理由があるのかもしれません。
ドア交換(リサイクルパーツ)-3-1024x768.webp)
こちらはリヤドア。フロントドアより進行していませんが、塗装面がボコボコに膨らんでいるので穴が開くのは時間の問題です。
北海道・東北地方では融雪剤がしみ込んでくるので、少しでもサビが始まってしまった場合、止める方法はなくサビは大きくなっていきます。
なかなか部品が見つからない
ホンダ N BOX は中古ドアが少なく、同じ色で修理せずに取りつけられるドアを見つけるのは困難でした。特にドアバイザーの取り付け面がボディー色ではなく白に塗装されているので、より希少でした。
そもそも自動車のリサイクルパーツ(中古再生品)を探すのは簡単なようで難しく、同じ年式や型式のものでもグレードや仕様によって違います。
厄介なのはユーザーによって手を加えられたもので、例えば中古ドアではドアバイザーが社外品になっていたり、ドアノブなどに強力な両面テープでモールが貼り付けられていたりします。その場合は綺麗に剥がしたり部品を付け替える必要があるためそれなりの料金が発生します。
状態が良く現車の装備品に近いリサイクルパーツ(中古再生品)を見つけるためには、細かいところまで確認する必要があります。
交換後は研磨仕上げ
リサイクルパーツ(中古再生品)は磨いて仕上げますが、交換した箇所だけがピカピカになって逆に目立つので、周辺も磨いてぼかします。
この車両はサビが下に垂れてしまっていました。そのせいでサイドシルにサビが付着して茶色に染まっているので、サイドシルも磨きました。
ドア交換(リサイクルパーツ)-6-1024x768.webp)
リヤドアも交換して、周辺も含め研磨仕上げをしたので綺麗になりました。
ちなみに気になる価格のお話ですが、今回はリサイクルパーツ(中古再生品)ドア2枚の交換、付属品の取替、周辺を含めた研磨、交換部品の廃棄処理費用で約12万円でした。
新品でドアを交換するとなると、新品ドアと再利用できない部品代だけでも約6万円、すべての部品の取外し・取付け代、さらに新品ドアの塗装代が必要なので、ドア1枚で10万円以上します。
新品で交換する時の約半分位だと思うと、値上げが激しいこの時代でお勧めの修理方法です。