不正改造車を排除する運動(令和6年度)

令和6年度「不正改造車を排除する運動」強化月間

6月は「不正改造車を排除する運動」の強化月間になっています。

「不正改造車を排除する運動」とは、不正改造車によって多くの人々の平穏な生活環境が脅かされている現状を自動車ユーザーが認識し、不正改造の防止・排除が図られるよう、実施事項に従って効果的な運動を展開します。

街頭検査での取締りを実施していますので、不正改造に該当する車両は速やかに改善整備をしましょう。

知らない間に不正改造車になっていませんか?

国土交通省のポスターは、マフラーの改造のみが前面に押し出されていますが、車検の際に不正改造として多い事例は、タイヤのはみ出しやガラスの貼付物(お守りやお子さんが貼り付けたシール等)が多く、ヘッドレストが装着されていない、2列目や3列目のシートが外されている等の改造も見受けられます。

また、透明のUVカットフィルムを張り付けている車両も「透明だから大丈夫」と思われがちですが、経年劣化したフィルムの透過率を測定(どのくらいの透明度かを数値化したもの)してみると不合格となる場合があります。

罰金+改善費用で大損する事も

近年では高額なパーツもインターネットで安く購入できることがあります。しかし、その多くが海外製品で日本の法令(車検)に対応した商品は少なく、違反となる可能性が高いです。

また、強度テストなどを行っていない商品も多く存在します。短期間で破損した、熱によって溶けた、内蔵電池が爆発して火災が発生したとの報告もあります。

安く購入できたと思っても、罰金や改善修理するための費用で大損することもあるので、よく調べてから購入しましょう。